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医療立国論―崩壊する医療制度に歯止めをかける!
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| 商品カテゴリ: | 医学,薬学,医療,看護,介護
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| セールスランク: | 9378 位
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総論賛成、各論、、、う??む、
現役医師(教授)の意見としては恐らく革新的な名著であると言えます。指摘も適切ですし、行政(厚生労働省)の矛盾も的を得ていると思います。そういう意味で総論は大いに賛成です。本著では、単なる問題提起だけに終わらずに改革案としての方針を示していますが、その部分においては、具体性は乏しく各論的には難しい部分も多いように思えます。やはり医療は国家の関与するところが大きいので、そこまで世論を喚起し、国を動かしていくことが必要だと思います。本著では医療と科学の融合を謳った部分も多いですが、現在介護ビジネスが崩壊寸前であることを考えると、もっと介護ロボットなどの開発普及に力を入れたり、遠隔医療(ロボット手術や監視・管理システムなど)の分野にもさらに普及が求められる分野ですから、縦割り行政の壁を無くして経済産業省と厚生労働省がタッグを組んで、日本的医療立国を目指して欲しいです。日本は、世界一高齢化が早い国です。その事実を逆手にとって、寧ろ高齢化社会で培われたノウハウや技術は、将来的には中国やその他の海外へも普及輸出できるものになるはずです。
感情的にならない説得力のある議論
現在の医療危機の起点から説き起こし、米国、英国、カナダの医療制度とも比較しながら、過去・現在・未来へと射程を伸ばし、「医療立国」として立つべき日本医療の姿を追究しています。大学病院のなかで働いてきた著者ですが、大学病院に関しても、先進諸国の医療制度に関しても、メリット・デメリット、長所短所ををきちんと押さえ、豊富な資料とともに冷静に議論を展開しています。医療問題を医師が論じると、どうしても医師寄りになり、わがままなのは患者、それを焚きつけるメディアの極悪、と自己弁護に走りやすい現在、著者のような論者は貴重だと思います。
患者が納得して読める本ですし、もちろん一般読者が読んで利するところ大の良心的な著作です。
日本の医療の根本的な問題を明解に分析
現在の日本の医療の根幹で、まとめて語られることのなかった部分が明解に分析されています。問題提起だけに終わることなく、将来への処方箋まで示されています。
昨今の医療不信の風潮の中で、医師が主張せずに萎縮医療に走ることが結局国民のためにならない、形式だけの欧米追随は日本の医療制度を崩壊させるとの主張は、米国で臨床医として医療に携わり、その後日本での医学教育にまで関わった立場での論調であり説得力があります。
医療にかかわらない人にも是非読んで貰いたい本です。
日刊工業新聞社
貧乏人は医者にかかるな!―医師不足が招く医療崩壊 (集英社新書) 誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実 (新書y) まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生 壊れゆく医師たち (岩波ブックレット) 医療の限界 (新潮新書)
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